2011年8月31日水曜日

Rhino5.0Beta新機能: 軽量押し出し②


ライノ次期バージョン「5.0」より追加予定の新しいオブジェクト種、
「Light Weight Extrusion (軽量押し出し)」をご紹介します。

以前紹介しましたように、「軽量押し出し」オブジェクトは、
通常のポリサーフェスに比べ、使用メモリーやメッシュ数が少なく、
ファイルの保存においても、データ容量が小さくなります。

特に、押し出しを使って生成した、ポリサー
フェスの多いモデルは、
上述の点で、コンピューターに負担を掛けるため、
その動作に影響を及ぼすことがあります。

実際、両者で作成したモデルのデータ容量(*)を比較してみると...

 ・ 「ポリサーフェス」モデル=940Kバイト
 ・ 「軽量押し出し」モデル = 60Kバイト


「軽量押し出し」モデルは、「ポリサーフェス」の約1/15になっています。
(*) ファイル内のオブジェクト数は44。レイヤーやプラグイン情報は含みません。

押し出し形状を、「軽量押し出し」オブジェクトで作成するには、
UseExtrusionsコマンドより、予め「Extrusion」を設定しておきます。

また、
「軽量押し出し」オブジェクトを、「ポリサーフェス」に
変更するには、
ConvertExtrusionsコマンドを使用します。
(「軽量押し出し」オブジェクトを選択する、
SelExtrusionコマンドと併用するとよいでしょう)

上述のコマンドを実行するには、いずれもコマンドエリアに
コマンド名をタイプ入力した後、[Enter]キーを押します。


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