2011年2月24日木曜日

Rhino5.0WIP新機能: シェル化


Rhinoceros
次期バージョン5.0では、
シェル化を行う機能の搭載が予定されています。

シェル化とは、閉じた形状に"均一の厚み"をつける操作で
板金や樹脂等、板厚のあるモデルで使用されます。

(ソリッドを用いた製造系CADと異なり、
Rhinoでシェル化したモデルは、サーフェスのままで、
中身の詰まっていない"閉じた形状"になります)


コマンドの実行は、ShellPolysurfaceとコマンドエリアに
タイプ入力して[Enter]キーを実行します。


コマンドプロンプトでは...

Select faces to remove from closed polysurface.

Leave at least one face unselected ( Thickness=1.0 ):

閉じたポリサーフェスから取り除く面を選択してください。
選択しない面を少なくとも一面は残しておきます(厚み=1.0):


...と表示されますので、板厚の値を入力した後、
取り除く面を選択して、[Enter]キーを実行します。


2011年2月23日水曜日

VSR 解析ツール、Shape Analysis チュートリアル

VSR社の解析ツール、Shape Analysisのビデオチュートリアルを、Youtubeにアップしましたこのムービーと使用されているモデルは、評価版とともにダウンロードして試すことが出来ます。

Shape Analysisは高度なサーフェスの解析機能を持ち、Rhinoのモデリングと合わせて行うとその解析結果も連動して表示されます。Shape Analysisによって表示された結果を見ながら、作成中のモデルデータをインタラクティブに修正可能です。また、VSR Realtime Rendere 2.0と組み合わせて使用すると、リアルなレンダリングにおいて表示することが可能です。

Rhinoのビューで、リアルタイムに高品質なレンダリングが可能なVSRRT2.0は、プレゼンテーションやデザインレビューに最適です。もちろん静止画作成も可能で、Bongoと併用してアニメーションムービーを作成することも出来ます。

ダウンロードはこちらから


2011年2月22日火曜日

ペンギン2.0アップデート情報



手書きスケッチや水彩画、漫画風等、
ノンフォトリアリスティック(非写実的)なレンダリングツール

Penguin 2.0」の最新サービスリリースが公開されました。
※ Penguinは、Rhino上で動作するプラグインソフトです。

2011年2月21日月曜日

Bongo2.0 Beta3 公開中

Rhinoceros用アニメーションプラグインツールBongo
次期バージョン2.0「ベータ3」を公開しました。


「ベータ3」では、レンダリングを行うフレームを詳細に指定できるほか、
数々のバグフィックスが行われています。詳細はこちらをご覧ください。

バージョン2.0の主な新機能
  • インバース・キネマティクス
  • モーフィング
  • 複数のアニメーション設定
  • アニメーションパスカーブの編集
  • タイムラインキーフレームの拡張
  • ラメーターアニメーション(マテリアル、環境、太陽、テクスチャ等)

    2.0新機能のデモムービーは、こちらで見ることができます。



また、2.0Beta版は、Rhino4.0 ライセンスをお持ちであれば、
どなたでもご参加できますので、是非お試しいただき、
開発元へのフィードバックをよろしくお願いいたします(。
Rhino5.0WIP版(32&64ビット)上でも試用できます)

2011年2月18日金曜日

Rhino4.0動作確認グラフィックカード最新情報

"3次元"のグラフィックスソフトであるRhinocerosは、
モデルを表示する機能にOpenGLを利用しており、
快適な作業のため、
OpenGL対応のグラフィックカード(*)の
使用を
お勧めしています。
(*) ワークステーション向けといわれるCAD用途のもの。

Rhinoの動作を確認した機種は、弊社こちらでご案内していますが、
今回新たに、
新世代Fermコアを採用したNVIDIA社Quadro 2000
Quadro 600動作を検証し、いずれも正常動作を確認しました。
 













      NVIDIA Quadro 600             NVIDIA Quadro 2000


<検証環境>
- OS: Windows XP, Windows Vista, Windows 7
- CPU: Intel Core(TM)2 Duo 2.4GHz
- RAM: DDR2 SDRAM 4GB
- その他: LANカード、マザーボードオンボードサウンド使用
- Rhinoceros 4.0SR8, 2010/04/1
- グラフィックカードドライバーVersion 266.45 (Windows XP -32bit)
                   Version 266.45 (Vista/7 - 32bit)


<テスト結果>
OpenGL シェーディング(Shade)/ゼブラ分析(Zebra)/環境マッピング(EMap)
すべてにおいて正常に表示。



本テストはELSA Japan殿のご協力によるものです。

VSR リアルタイムレンダラー チュートリアル

VSR社のリアルタイムレンダラー、VSRRT2.0のビデオチュートリアルを、Youtubeにアップしました。
このムービーと使用されているモデルは、評価版とともにダウンロードして試すことが出来ます。
Rhinoのビューで、リアルタイムに高品質なレンダリングが可能なVSRRT2.0は、プレゼンテーションやデザインレビューに最適です。もちろん静止画作成も可能で、Bongoと併用してアニメーションムービーを作成することも出来ます。
ダウンロードはこちらから

2011年2月15日火曜日

Rhino4.0最新サービスリリース開発版 公開中

現在開発中のライノセラス4.0サービスリリース9
「SR9 RC1」(SR9リリース候補1)が公開されました。


リリース候補について:
* このビルドはリリース候補です。正式にはまだリリースされていません。
* リリース候補は最終リリースとしての安定性も信頼性もあると判断した上で公開しています。
* リリース候補は製品CDとしてリリースする際に重大な問題がないことを検証するため、
 最終リリースの前に公開しています。


SR9では、SolidWorks形式データのインポート機能を大幅に改良しています。
SolidWorksとデータ授受を行われておりましたら、是非お試しください。
皆様のフィードバックをお待ちしております。


2011年2月10日木曜日

Grasshopper 関連情報

Grasshopperが、ウィキペディアで紹介されました。 プロジェクト例や関連リンクがまとまっており情報収集に便利です。Grasshopperのサイトとあわせて見ると良いでしょう。中でもArchitecture Projectは建築プロジェクトの例としてお勧めです。

2011年2月8日火曜日

Rhino5.0WIP新機能: ボックス・エディット

前回のRhino5.0新機能「Gumball」(ガムボール)に続き、
Box Edit」(ボックス・エディット)という変形機能をご紹介します。


Box Edit」もGumballと同様に
移動スケール回転といった操作を
画像のパネルを使って行いますが、

直感的な操作感のGumballと異なり、
設定した数値だけ変形することができます。


Box Editパネルを表示させるには、

コマンドエリアに「BoxEdit」とタイプ入力して
[Enter]キーを実行します。
※ オブジェクトを選択すると、パネルが有効になります。







前回
同様に、テーブル
(*)の天板をBox Editを使って変形してみます。
(*) Rhinoデータの3Dモデル集「Savanna3D」(サバンナ3D)より。

※ 画像はGIFアニメーションです。クリックしてご覧ください。

パネルの「Siz
e」の項目にある数値("X","Y","Z")は、
天板をバウンディングボックスで囲んだ大きさで、
この項目では、選択したオブジェクトの大きさが変更できます。

「Increment」は、変形する量です。
(この例は"0.1"mで設定)
"X","Y","Z"の各項目にある▲または▼ボタンをクリックすると、
その方向に
変形量だけ大きくまたは小さくなります。
(画像では、"X"方向に
「0.2」ずつ大きくしています)

また、変形の具合は、プレビュー表示されますので、
その変形で決定する場合は、パネルの[Apply]ボタンを、

元に戻す場合は、Resetをクリックします。

その他パネルには、大きさをスケール値で変更する「Scale」、
オブジェクトを移動や回転する「Position」「Rotation」があります。


最後に、「ツールバータブ」の投稿で
紹介しましたように、5.0WIPでは、
レイヤ
ー等のダイアログボックスがタブ化され
ひとつにまとめて、画面にドッキングできます。

Box
Edit」パネルも、ドッキングされているタブに
ドラッグ&ドロップすると、そのパネル内に配置されます。










RIP - GM, "Out In The Fields"

2011年2月7日月曜日

Rhino5.0WIP新機能: Gumball(ガムボール)

ライノ次期バージョン「5.0」では、モデルを変形する機能が強化される予定です。

Gumball」(ガムボール)と呼ばれる機能は、
画像のモデル中央にある"マーカー"を直接操作して
移動スケール回転の操作をカンタンに
行うこと
ができます。








Gumball
を使用するには、まずステータスバーにある[Gumball]をクリックしま

[Gumball]が有効になると、オブジェクト選択時に"マーカー"が表示されます。


操作は、変形するオブジェクトを選択し、Gumballの"マーカー"にある
「点」や「矢印」また「円弧」をドラッグします。
また、
色によって、それぞれ変形の方向が異なります。

例えば...

楕円のテーブルで、"緑"の「点」をドラッグして、天板
を円に変形します。


"緑"の「矢印」をドラッグして、脚を中央に移動して、


"赤"と"緑"の「点」で脚を大きく。高さ方向は"青"の「点」で調整します。



最後に、椅子の向きを"青"の「円弧」をドラッグして揃え、


完成です。



Gumball
は、サーフェスのほか、曲線や制御点にも使用できます。
また、各マーカーをクリックすると数値入力による変形も可能です。



RIP - Gary, "Johnny Boy"

2011年2月1日火曜日

データ変換の最強ツール CrossCad

Rhinocerosは自由曲面を得意とするモデリングツールですが、同時に優れたデータ変換性能も特徴の一つです。
IGESやSTEP等中間ファイルフォーマットを介しての精度保障されたデータ変換に加え、主要3D-CADソフトとのダイレクト変換を可能にするのが、RhinocerosのプラグインソフトCrossCadです。

この組み合わせがあればまさに無敵、最強のツールとなること間違いなし。
10種(※)のモジュール(読込み)がバンドルされたセットが¥315,000(税込) 更にCatiaV4,V5への書出しモジュールも一緒にバンドルされたセットは¥525,000(税込)
Rhinoのパートナーとして是非そろえておきたいツールです。


※ACIS, CATIAV4, CATIAV5, CGR, INVENTOR, JT, SOLIDEDGE, UNIGRAPHICS, PARASOLID, PRO-ENGINEERING

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