Rhino5.0Beta新機能: 軽量押し出し②
ライノ次期バージョン「5.0」より追加予定の新しいオブジェクト種、「Light Weight Extrusion (軽量押し出し)」をご紹介します。
以前紹介しましたように、「軽量押し出し」オブジェクトは、
通常のポリサーフェスに比べ、使用メモリーやメッシュ数が少なく、
ファイルの保存においても、データ容量が小さくなります。
特に、押し出しを使って生成した、ポリサーフェスの多いモデルは、
上述の点で、コンピューターに負担を掛けるため、
その動作に影響を及ぼすことがあります。
実際、両者で作成したモデルのデータ容量(*)を比較してみると...
・ 「ポリサーフェス」モデル=940Kバイト
・ 「軽量押し出し」モデル = 60Kバイト「軽量押し出し」モデルは、「ポリサーフェス」の約1/15になっています。(*) ファイル内のオブジェクト数は44。レイヤーやプラグイン情報は含みません。
押し出し形状を、「軽量押し出し」オブジェクトで作成するには、
UseExtrusionsコマンドより、予め「Extrusion」を設定しておきます。
また、「軽量押し出し」オブジェクトを、「ポリサーフェス」に
変更するには、ConvertExtrusionsコマンドを使用します。
(「軽量押し出し」オブジェクトを選択する、
SelExtrusionコマンドと併用するとよいでしょう)
上述のコマンドを実行するには、いずれもコマンドエリアに
コマンド名をタイプ入力した後、[Enter]キーを押します。