2010年1月8日金曜日

Grasshopper 0.6.0057

GrasshopperのWork-in-Progressの最新バージョンがアップロードされました。新しいコンポーネントが追加されていますが、今回の変化で目に付いたのは、View>Widgetに追加された、”Markov”と”Profiler”です。”Markov”をオンにすると定義ファイルの左下に、過去に使用したコポーネントをマルコフ連鎖で確率的に次にユーザーが使用されるであろうと思われるコンポーネントを表示する機能のよう。運が良ければ当たりますが、Rhinoで言うところのコマンドプロンプトエリアでの、右クリックで過去のコマンド履歴を表示出来るような感覚で使用すれば良いでしょう。また”Profiler”は定義ファイル中の各コンポーネントでの処理時間とその割合を表示してくれます。これによってボトルネックになっているプロセスを表示してくれます。下の図は、Grasshoopperで作成した年賀状のデザインですが、数値の範囲を2000年から2099年に指定して年号をスライダーで指定し、VBスクリプトコンポーネントで、文字列を表示しているだけのものですが、メッセージ表示の箇所で処理が一番長くかかっているのがわかります。
今回のバージョン、残念なのはRemotePanelでスライダーを使用した数値指定が出来なくなってしまっていること。後に改修されます。

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