コロンビア大学建築学部(GSAPP)と東京大学建築学科(UTDA)との共同で催される、コンピューテーショナルデザインとデジタルファブリケーションの実践的ワークショップが、8月9日から25日の間、東大建築学科を会場に開催されます。今回のテーマは仮設建築物としての茶室で、東大、コロンビアの大学院生が3チームに分かれ、それぞれ同じ材料、予算等の条件の中、コンピューテーショナルデザインとデジタルファブリケーションの特性を生かした、実験的な構築物の設計と施工に挑みます。既に各大学でのソフトウェア(Rhinoceros、Grasshopper)の指導及び設計準備は進行しており、8月9日(月)には各チームによる設計プレゼンテーションが行なわれ、CNCデータの準備、加工、組み立てを経て、25日(水)に会場となる工学部一号館に於いて、最終講評として、実際に組み立てられた茶室を公開する予定となっています。
今回は、コンピュテーショナルデザインとデジタルファブリケーションに関して世界でも指導的立場にある人が集まる希な機会となります。そこで、ワークショップ中日にあたる8月15日(日)には、日米からの参加指導員に慶応大学SFCの池田教授もお招きして、一般公開の形で「コンピューテーショナルデザインとデジタルファブリケーションの現在」と題するシンポジウムを、東京大学にて開催することとなりました(レクチャー及びディスカッションは原則英語となります)。日本ではあまり触れる機会の少ない議論に接し、こうした方向性の現在と今後を垣間見る貴重なイベントとなると思いますので、ぜひ御気軽にお立ち寄りください。
ワークショップ終了後の10月21日からは、新宿OZONE7階ギャラリーにて、ワークショップで製作する茶室3棟を公開いたします。普段は大学内部で閉じてしまうワークショップの成果、課題を、学外の皆様にも実際にご覧いただく良い機会となります。
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