2011年7月29日金曜日

Rhino5.0Beta新機能: 「メッシュ設定」編

現在公開中のRhino5.0Beta開発版では、シェーディングや
レンダリングで使用されるポリゴンメッシュ("レンダリングメッシュ")の

設定ページ(*)が改良され、より使いやすくなりました。

(*) Document PropertiesのMeshページを開くには、
  1) Fileメニュー>Propertiesを実行。
  2) Meshページを選択。

レンダリングメッシュの質:
「粗い & 高速」、
「滑らか & やや遅い」の設定画面。

新機能:[Preview]ボタンを追加
設定した内容をモデルにプレビュー。







「カスタム」設定の画面:
[簡易設定]モード

新機能:2種類の設定モードを用意
簡易設定(Simple controls)
詳細設定(Detailed controls)






「カスタム」設定の画面
[詳細設定]モード

簡易モードのスライダーバーに加え、
従来の数値入力設定も可能。







「簡易設定モード」と[Preview]ボタンを活用することで、

こちらで紹介しているようなレンダリングメッシュの調整に
素早く対応できそうです。

また、5.0新機能コマンドToggleRenderMeshでは、
レンダリングメッシュを表示することができ(表示/非表示の切替え)
上述の[Preview]機能にも対応しています。


NURBSモデルから、ポリゴンメッシュのモデルを生成する際、
上記コマンドでメッシュを表示させながら、レンダリングメッシュを調整し、
ExtractRenderMeshコマンドで、ポリゴンモデルの生成も可能です。



2011年7月28日木曜日

SIGGRAPH出展情報

今年もSIGGRAPHの時期となりました。場所はカナダ、バンクーバーです。






Rhino開発元の、Robert McNeel&Associates社も例年通り、”ブース778"で出展します。

日本からは、テクノロジージョイント社が、仮想現実空間をRhino上で実現する、”RhinoAR(リノア)”を”ブース679”で出展します。












こちらのブースでは、リアルタイムレンダラー”Hayabusa”も展示されます。
SIGGRAPHに行かれる方は是非、お立ち寄りください。

2011年7月26日火曜日

ライノセラス5.0 - 最新Beta公開中

現在開発中のRhinoceros次期バージョン「5.0」の
最新Beta(ベータ)が公開されています。


このBeta開発段階では、プログラム主要部分の変更及び
テストが終了し、製品化へ向け開発を進めていきます。
(開発段階のため、全ての機能や最終的なユーザーインターフェイスを
備えているわけではありません)


5.0Beta版は、Rhino4.0をお持ちのユーザー様であれば、
いち早くその機能をお試しでき、開発に参加いただけます。

※ 5.0開発版の動作には、Rhino4.0SR5以降のインストールが必要です。


皆さまのフィードバックをお待ちしております。


2011年7月19日火曜日

ライノ4.0対応グラフィックカード最新情報

Rhino4.0で、ワークステーション向けグラフィックボード
AMD FirePro 3D Graphicsシリーズ 2011年製品の
動作検証を実施いたしました。

下記製品でのRhino4.0SR9の正常動作を確認済みです。

検証結果の詳細は、こちらのページをご覧ください。

● 検証機種
AMD FirePro V5900                   AMD FirePro V7900
   





● 検証OS:
Windows XP, Vista, 7

※ 本テストは株式会社エーキューブ様のご協力によるものです。


2011年7月15日金曜日

最新ライノ専用レンダラー「フラミンゴ nXt」Beta版 公開中

現在、Rhino用プラグイン・レンダリングツールFlamingo
次期バージョン「nXt」("ネクスト"、"エヌ・エックス・ティー")
開発されており、
その最新ベータ版が公開中です。

「Flamingo nXt」は、次世代のFlamingoとして、

 ・レンダリング処理の高速化

 ・操作性の改善
 ・正確性の追求
 ・マルチプラットフォーム
を目標に、多くの新技術を採り入れ、開発を進めています。





◆ Flamingo nXt Beta版の動作環境
Rhino4.0、Rhino5.0開発版(32ビット版、64ビット版)上で動作します。

◆ nXtのダウンロードとインストール
1) 開発元のこちらのページに、メールアドレスを入力し、
  インストールプログラムをダウンロードします。
  ※ 入力したアドレス宛に、nXt専用CD-Keyが送付されます。
2) プラットフォームを選択します。
 ・Rhino4.0、5.0開発版
(32ビット版)の場合は「32-Bit Windows」
 ・Rhino5.0開発版 64ビット版は「64-Bit Windows」
3) インストールプログラムを、デスクトップ等にダウンロードします。
4) ダウンロード完了後、プログラムをダブルクリックすると
  インストールが始まります。ダイアログの指示に従って、
  インストール作業を進めてください。

◆ nXtのチュートリアル、サンプルモデル
▽ 開発元nXt専用Webサイト
- Flamingo nXt
  チュートリアルページ(英語)に、サンプルモデルやドキュメント、
  ムービーが掲載されています。

弊社ビジュアライゼーション専用ブログ「れんだまん」
  Flamingo nXtの機能や操作、設定をご紹介しております。
  ・ nXtを使ってみる
  ・
グラス Flamingo nXt
  ・
ジュエリー Flamingo nXt
  ・
建築モデル ライトチャンネル 



Grasshopperチュートリアル: Essential Mathematics日本語版 - 公開中



Essential Mathematics
は、3DモデリングやCG等、
Computational Designに必要な基礎的な数学の概念を
Grasshopper
を用いて紹介しています。

日本語版
(PDF形式)のダウンロードは、こちらから。


2011年7月13日水曜日

Rhino5.0WIP新機能: 新コマンド「曲線」編

現在公開中のライノセラス5.0WIP版では、製品化に向けた、
新しい機能やコマンドをいち早くお試しいただけます。

※ 5.0WIP版のご試用には、ライノ4.0のインストールが必要です。

ライノ5.0に搭載が予定される新コマンドの一覧は、
開発元ブログで公開されていますが、その中から、
曲線の作成や編集に関連したコマンドを紹介いたします。


なお、以下いずれの機能も、コマンドを実行するには、

コマンドプロンプトのエリアに、そのコマンドタイプ入力して
(例えば、ArcBlendと入力)
[Enter]キーを実行します。

ArcBlend

・ 機能: 曲線と曲線の間を、円弧で繋げます。
・ 操作: 曲線の端点付近をそれぞれ選択し、円弧の形状を
     「円弧ブレンド点」をドラッグして調整します。

※ 画像はGIFアニメーションです。クリックしてご覧ください。
  CurvatureGraphコマンドを併用しています。

ContinueCurve
・ 機能: 制御点を指定して、曲線を続けて作成します
・ 操作: 曲線の端点付近を選択した後
     制御点を指定して曲線を
作成します。

ContinueInterpCrv

・ 機能: 補間
点を指定して、曲線の作成を続けます。
・ 操作: 曲線の端点付近を選択後
     補間
を指定して曲線を作成します。


※ 黄色にハイライトされた曲線の右端から作成しています。

SplitCrv
・ 機能: 曲線を分割します。
・ 操作: 曲線を選択し、分割する点を指示、または
     「長さ」や「セグメント数」を指定します。

※ 画像はGIFアニメーションです。クリックしてご覧ください。


2011年7月8日金曜日

Rhino5.0向けPythonスクリプト入門 - 公開中


ライノ次期バージョン「5.0」では、Python(パイソン)という
プログラム言語のサポートが予定されています。

Rhino5.0は、現在開発中のWindows版を基に、Mac版
開発も進められていますが、
プラグインツールやスクリプトを、
このPythonスクリプトで開発することで、Windows、Macの
いずれの環境でも利用できるようになります。


Rhino5.0に向けたPythonスクリプトの入門書、
Python for Rhino Primer 101
(英語)が公開されました。
PDF版のダウンロードは、こちらより行うことができます。


RGSS第25回のお知らせ

RhinoGrasshopperユーザーの有志の方々で運営されているRGSSRhino & Grasshopper Study Session)の第25回が、7/22(金)、新建築にて行われます。










今月は、学生スペシャルと題しまして、さまざまな大学のデジタルデザイン関係のスタジオの課題を、学生に発表してもらうというイベントになります。
参加予定スタジオは、
参加スタジオは、
慶応大学SFC、Intro to Fablab
東京大学大学院、G30小渕スタジオ
東京理科大学、TUS digital studio
になります。当日は、
時間の許す限り飛び入りプレゼンも認めたいと思っています。

グラスホッパーをはじめとして、processing、arduinoなどを使ったデザインから、デジタルファブリケーションのアウトプットまで、学生の興味を知ることのできるいい機会になると思います。

■日時:2011.07.22(金)
18:00-20:00(開場17:30)
■会場:吉岡ライブラリー
(東京都文京区湯島2-31-2新建築社1階内)
■入場料:無料
■主催:株式会社 新建築社 企画RGSS
■協力:財団法人 吉岡文庫育英会 noiz architects
■問い合わせ・予約受付:oono@rgss.jp
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